DaVinci Resolveの使い方。動画のカットやテキストの追加から書き出しまで

Jan 24, 2021 16:50 · 4766 words · 10 minute read 動画編集 子育て

動画編集をして、YouTuberデビューをしました。

高価な機材は使っておらず、手持ちのスマホと自宅にある標準的な性能のパソコン、100均の自撮り棒のみで動画を作成しています。

長い記事になってしまいましたが、これを見るだけで初めての方でも簡単な動画の作成が一通りできるのではないかと思っています。

目次

この記事の手順で作った動画

今回の手順で作った動画がこちら

使った機材

  • Pixel 3a XL
  • ダイソーの自撮り棒
  • Thinkpad X270

Pixel 3a XL

日常的に使っているスマホです。
2019年発売の廉価版機種で、カメラはきれいですがスペックが取り立てて高いものではありません。

ダイソーの自撮り棒

手持ち撮影の場合は手ブレ補正をしてくれるジンバルがあると良いのですが、今回はダイソーの自撮り棒を使いました。

手ブレ補正は、スマホの手ブレ補正機能と、DaVinci Resolveの補正機能に頼っています。

ジンバルはこんなやつです。センサーがついており、手ブレを補正してくれます。

Thinkpad X270

  • インテル® Core™ i5-7300U プロセッサー 2.60GHz
  • メモリ 8GB
  • SSD 256GB

製品仕様書

動画編集用のスペックの高いパソコンではありません。
何世代も前のモデルでもFHDの動画を編集できたので、皆さんのご自宅にあるパソコンでも動画編集入門できるはず!
(動作がカクついたりするので、快適とは言えませんが「それなりに編集することができる」という意味です。念の為)

動画を誰に見てほしいのかを決める

動画編集する前に、動画素材の撮影をする必要があります。

そして、「何をどのように撮影するのか」を決めるためには、「どのような構成や内容にするのか」を決める必要があり、「構成や内容」を決めるためには「動画をどんな人に見て欲しいのか。見た人にどのような行動を起こして欲しいのか」を決める必要があります。

今回の動画では、

  • マリンピア神戸に買い物に行く人に、「買い物ついでに散歩してみようかな」と思って欲しい
  • 外出自粛で気が滅入っている人に、気持ちの良い天気の散歩動画で気分転換して欲しい

という目的を設定しました。

動画の構成を決める

目的達成に向けて、どのような構成にするかを決めます。
私は動画編集初心者なので、今回は「編集ができるだけ少なくて済む構成」を意識しました。

撮影地の天気をライブカメラで確認する

今回の散歩動画の場合は、「青空の映える気持ちの良い晴れの日」に撮影をしたいと考えました。
「現地に来てみたはいいが、天気がイマイチ・・・」となると悲しいので、YouTubeに公開されているライブカメラで現地の空模様を確認してから撮影に向かいました。

撮影した動画を編集する

撮影が終わったら、いよいよ動画の編集を始めます。

動画編集の大まかな流れ

この記事では、下記の流れで進めます。

  1. DaVinci Resolveのインストール
  2. 新しいプロジェクト作成
  3. 素材動画の読み込み
  4. 素材動画の不要部分をカットしてつなげる
  5. 動画にテキストや、BGMを追加する
  6. 音量の調整
  7. 色合いの調整
  8. 書き出し設定
  9. 書き出し

DaVinci Resolve下部にあるメニューに沿って、左から右に向かって編集しています。

DaVinci Resolveのインストール

下記のリンクから、最新版をダウンロードしてインストールします。

DaVinci Resolve公式サイト

インストールが終わったら、デスクトップのアイコンから起動。

新しいプロジェクトの作成

DaVinci Resolve起動後、「名称未設定の新しいプロジェクト」を作成します。

素材動画をDaVinci Resolveに読み込む

画面下部メニューの「メディア」画面で作業します。

ドラッグ&ドロップで素材となる動画と音源を追加します。

素材動画をカットしてつなげる

追加した素材動画の必要部分を切り出して、つなげていきます。

タイムラインを作成

まずは動画素材をつなげるタイムラインの作成です。

画面下部メニューの「カット」画面で作業します。

素材データを右クリック–>選択したクリップで新規タイムラインを作成

作成するタイムラインの名称を設定します。わかりやすいものであれば、名前は何でもいいです。

画面下部に新しいタイムラインが作成されました。

不要部分のカット

タイムラインをクリックするなどして、タイムラインを操作できる状態にします。
この状態でキーボードショートカットを使ってタイムラインの中を移動します。

キーボードショートカット

キー 動作
L タイムライン内を右に移動する。複数回押すと移動速度が速くなる。
K タイムラインの移動を止める。
J タイムライン内を左に移動する。複数回押すと移動速度が速くなる。
I イン点をマークする。
O アウト点をマークする。
ALT + X イン点、アウト点のマークを取り消す。
CTRL + X イン点、アウト点でマークした箇所を切り取る。

ショートカットを使い、下記の手順で動画素材の不要部分をカットしていきます。

  1. 「L」「K」「J」でカットする箇所の先頭まで移動
  2. カットする箇所の先頭で「I」でイン点をマーク
  3. カットする箇所の末尾で「O」でアウト点をマーク1. 「CTRL + X」でイン点、アウト点で囲った部分をカット
  4. イン点、アウト点の場所を間違えた場合は、「ALT + X」でイン点アウト点のマークを取り消し
  5. 間違えてカットしてしまった場合は、「CTRL + Z」でカットを取り消し

動画をつなげる

動画素材を選択した状態で、「末尾に追加」をクリックするか、動画素材をタイムライン上にドラッグ&ドロップすると、複数の動画素材をつなげることができます。

動画内にテキストを入れる

画面下部の「エディット」画面で作業します。
今回は「Text+」と「字幕」を使って動画内にテキストを追加していきます。

Text+を使う

ツールボックス → タイトル → Text+
をクリックし、タイムラインの任意のテキストを表示させたい箇所にドラッグ&ドロップします。

赤枠部分をダブルクリックし、テキストの内容を編集します。

テキスト内容編集箇所はこちら。

下の画像のように、文字が表示されない場合は、日本語に対応したフォントを変更すると文字が表示されます。

Text+のエリアの端(下図赤枠部分)にマウスカーソルをもっていき、左クリックしながら操作することで、テキストを表示する時間を伸ばしたり縮めたりすることができます。

赤枠の部分をクリックすると、動画内テキストの位置をマウス操作で動かせるようになります。

字幕を使う

ツールボックス → タイトル → 字幕
をタイムラインにドラッグ&ドロップすることで、字幕を入れることができます。

Text+と同様に文字を追加することができますが、Text+よりも文字装飾の自由度が低いようです。

BGMを入れる

素材動画の音を削除する

今回の素材動画は海辺で撮影したので、風の音がかなり目立ちます。
動画内で喋ったりもしていないので、動画の音だけを削除して映像のみを残しました。

音と動画のリンクを解除します。
音と動画の部分を右クリックし、「クリップをリンク」をクリックしてチェックを外します。

リンクを解除したら、オーディオ部分を右クリック–>カットします。

BGMをタイムラインに追加する

引き続き画面下部の「エディット」画面で作業します。

動画データと同様に、BGMの音源データをタイムラインにドラッグ&ドロップします。
オーディオのタイムラインも、動画のときと同様に赤枠部分をマウスで操作することで開始位置や終了位置を調整することができます。

オーディオタイムラインの左上や右上にマウスカーソルを合わせると表示される白丸を操作することで、BGMをフェードインやフェードアウトさせることができます。

音量調整

「エディット」画面で作業します。

右下の”つまみ”を操作することで音量を調整します。
聞く環境によって適切な音量が変わるので正解は無いと思いますが、とりあえず音割れする程大きな音にならないように調整します。

色の調整

「カラー」画面で作業します。

色によって、完成した動画の印象が変わるので、地味ですが大切な調整だと思っています。
とはいえ色のことはよくわからないので、今回はdrikinさんというYouTuberの方がで紹介していた色の設定をそのまま使わせていただきました。

「コントラスト」「彩度」を微調整して、動画内の白飛びを無くし、少し鮮やかな印象の色にしています。

今回は

  • コントラストを「0.820」
  • 彩度を「61.70」

に設定しました。

画面上部の赤枠部分をクリック後、画面下部の赤枠内を操作することで色を調整することかできます。

小ネタ

動画編集時に使える小ネタです。

タイムライン上を素早く移動する

「カット」画面の赤枠部分を操作すると、タイムライン全体を見ながら素早く目的の位置に移動できます。

動画の再生がついてこない

パソコンの性能が低い場合、「エディット」画面で動画の再生がついてこない場合があります。
そんなときは「カット」画面を使うと少しスムーズに再生されます。

上下に黒い帯を入れて”映像作品っぽさ”を出す

色の調整と合わせて、動画の上下に黒い帯を入れることで、”映像作品っぽさ”が増します。

「エディット」画面で
タイムライン → 出力プランキング → 2.35
を選択する

動画を書き出す

いよいよ編集した動画の書き出しです。

「デリバー」画面で作業します。

赤枠部分で出力するデータの設定をします。
フォーマットや解像度、音声のコーデックなどを設定できます。 YouTube用のメニューもあるので、YouTubeに動画をアップロードする場合はYouTube用のメニューを使った方がトラブルが少ないかもしれません。

ファイル名など、諸々の設定が終わったら、赤枠部分の右下にある「レンダーキューに追加」。

レンダーキューに追加されたら、「レンダー開始」をクリックすると、書き出しが始まります。

今回使っていない機能

今回の記事の中では

  • Fairlight
  • Fusion

の機能は使っていません。

Fairlightは音の編集、Fusionは映像の合成ができるようです。
かなり専門的な機能らしいので、次回以降にこれらの機能にもチャレンジしてみたいと思います。

参照URL

DaVinci Resolve:0から始める動画編集!第6回 Fairlightページ編

DaVinci Resolve Fusion

はじめてのFusion 1-1|合成の基礎【DaVinci Resolve 16】

最後に。動画編集と父親業・母親業

「動画の構成検討」から「編集」「書き出し」について書いてみました。
基本的な機能は使えるようになったので、今後は簡単な動画であればサクッと作れそうです。

動画編集をする中で、動画編集と父親業・母親業はとても相性がいいと感じました。
最近のスマホは撮影機材として十分な性能を持っているので、スマホで子供のかわいい姿を撮影している人は多いのではないでしょうか。
「撮影した写真や動画にひと手間加えて編集しておくことで、何年か後に見返した時に、より一層楽しめそうだなぁ」なんて考えています。

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