「エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~」に参加した
Apr 18, 2021 23:00 · 2848 words · 6 minute read
「エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~」というイベントに参加しました。
テレワークになって以降、平日業務時間後の勉強会やイベントは参加が難しかったので、久しぶりのイベント参加です。
目次
イベント情報
- エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~
- 2021/04/17(土)10:30 〜 12:00
- オンライン開催
エンジニアtypeさん開催のイベントです。
「ENGINEER キャリアデザインウィーク」と称して、2021/4/13-2021/4/17の5日間各種イベントを開催していました。
「ENGINEER キャリアデザインウィーク」については、下記のリンクをご覧ください。
イベントの内容
「エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~」の全体通しての内容は、amareloさんが詳しくブログに記載してくださっています。
こちらをご覧いただくと、大まかな流れがわかるのではないでしょうか。
「エンジニアキャリア2.0~新時代の働き方、生き方を探る~」 参加レポート
この記事では、イベントの中で「この内容は時々思い返したいな」と感じた部分について書き残しておこうと思います。
将来の自分に向けたメモ書きです。
印象に残った内容、考えたこと
半歩先を読んで行動すること
「エンジニアとして生きていくためには信念をもつことが大切なのか?」という質問の中で出てきた内容です。
- 信念は時として自分を縛り付け、可能性を狭めてしまう
- それよりも、「半歩先を読んで行動すること」を意識した方が良いのではないか
- 半歩先の行動がイノベーションを起こす
というお話でした。
「半歩先を読む」は、「これから学習する技術の選定」や「自分が身を置く場所の選定」にも使えますが、もっと身近な日常の中でも応用できるなと感じました。
例えばお客様や上司から仕事を依頼される場面。
- この仕事は何を目的にしているのか?
- この仕事はお客様にどのような価値を提供するのか?
おそらく多くの方が考えるこれらの内容も、期待値の半歩先を行くために必要になるものです。
半歩先を行く仕事を繰り返していると自分に対する評価に反映され、結果として自分の望むような方向性に進みやすくなるのではないでしょうか。
「今より少し先の未来に向けて、技術や業界のトレンドの半歩先を読む」という能力も魅力的です。
この能力の訓練をするために、
- 技術や業界のトレンドの半歩先を読むには、どんな情報をインプットすればいい?
- インプットした情報をどのように活用すればいい?
- インプットした情報から立てた仮説をどのように検証すればいい?
という質問を自分に投げかけつつ生活しようと思います。
「解決したい問題の答えを探す質問を自分に投げかける」というのは、「ひとり会議」の教科書に書かれていたテクニックです。
質問を投げかけられると脳が働き始め、その場で答えられなかったとしても日常生活の中で解決の糸口を自動で探してくれます。
この「自動で探してくれる脳の機能」が「閃き」と呼ばれるものの正体らしいです。
「仕事ができること」と「言語化能力」
「仕事ができる人」というのはどのような人でしょうか?
イベントの中での澤さんの回答は、「個別の具体的な事柄を抽象化/汎化できる人」でした。更に言うと、「抽象化/汎化した内容を別の事柄に当てはめて具体化できる人」です。
例えば、筋肉ムキムキで特定の競技で素晴らしい成績を残した選手がいるとします。
この人物がコーチとして仕事をする場合、自分という個別の事象から要因を抽出し、抽象化/汎化します。
- 自身の行っているトレーニング内容
- 健康管理方法
- スケジュール管理方法
を汎化し、他の人に伝えることができれば、それは優れた指導者であり、仕事ができる人です。
もっと広く言うと、「過去の事例や経験を別の場面で活かすことができる人」というところでしょうか。
抽象化/汎化して人に伝えるためには、言語化能力が必要不可欠です。
自分一人で完結する仕事なら言語化能力が無くても問題無いのかもしれませんが、世の中の職業で完璧に1人で完結するものは多くないでしょう。
そんな言語化能力を鍛えるツールとして、登壇者の方々がおすすめしていたのがTwitterでした。140文字という制限がある中で何かを伝えるのはとても良い訓練になるとのこと。
研修で話す場面でも「1日5ツイートしてください」という課題を与えるらしいです。
私はニュースのURLに一言コメントをつけてツイートをすることが多いので、もう少ししっかりしたコメントをつけてツイートするところからはじめようと思います。
長くなったので3行でまとめます。
- 「仕事ができること」は「具体的事象からの抽象化/汎化ができること」そして「そこから更に具体的事象に応用できること」
- これを実現するためには、言語化能力が必要
- 言語化能力を鍛えるためにTwitterを活用する
自分にタグをつけること
「自分がどのような人か」を表すタグをつけてもらうと強い、という話がでていました。
世間から有用なタグをつけてもらえているということは、所属企業の外の人からも「その分野の有識者」として認識されている証です。所属企業以外からも、自分の価値が認められている状態であると考えることができます。
自分の価値が認められている状態となれば、タグをきっかけとして仕事をいただけたり、その価値に合わせて自身の報酬が増えることもあるでしょう。
タグをつけてもらうためには、アウトプットは必須です。
他の人の目に触れなければ、自分に対する評価が変わるわけがありません。
私の場合は、ブログをアウトプットの場の一つだと考えているので、これからもブログの更新を続けていく所存です。
最後に
COVID-19の影響で、家で仕事をするようになって早一年。
すっかり引きこもり生活にも慣れた今日この頃です。
そんな中で、今回澤さんがおっしゃっていた「今までのゲームがリセットされたタイミングは動いた方が良い」という言葉が胸に残りました。
ここで言う「ゲームリセット」は、COVID-19によって、今までの社会の常識が大きく変革したことを指します。
直近1年を振り返ると、外出自粛による肉体的な停滞により、精神的な面でも「動こう」という気持ちが逓減していたのではないかと感じます。
もっと貪欲に「自分がどうありたいのか?そのために何に挑戦するべきか?」を考える良いきっかけになったイベントでした。
もしアーカイブが公開されたら、もう一度見直したいな。
主催者の皆様、登壇者の皆様、ありがとうございました。