ThinkPadを「Detection error」から復活させた

Dec 11, 2021 22:55 · 1316 words · 3 minute read Thinkpad

普段「ちょっとした作業で使う持ち運び用パソコン」としてThinkpad X270を使ってます。 このブログを書いているのも、大体このThinkpad。
2年前にヤフオクで4万円くらいで買ったので、値段に対してとてもがんばってくれています。
とはいえ、CPUは数世代前のもので非力ということもあり、常に「最も高いパフォーマンス」で使っています。

そんなThinkpadですが、ふとした拍子にデスクから落としてしまい、エラーで起動しなくなりました。 起動しなくなったThinkpad X270を蘇生したので、手順を残しておこうと思います。

目次

エラー状況

電源を入れると下記のエラーが表示され、OSが起動しません。
このThinkpadにはUbuntuとWindows10をデュアルブートで入れているのですが、どちらも起動せず。

Detection error on Storage Device
Press Esc to continue.

原因調査

エラーメッセージを見るに、BIOSは動作しており、ストレージの接続周りでエラーが発生しています。
エラー直前に落としたことが原因で、接触不良が発生した可能性がありそうです。
というわけで、X270を開けてストレージ周りを一度取り外し、つなぎ直してみましょう。

作業内容

BIOSから内蔵バッテリーを無効にする

Thinkpad X270には外側から外せるバッテリーとは別に、内部バッテリーが存在します。 メモリやSSDを交換するときは、念の内蔵バッテリーからの電力供給を切っておきます。
起動直後にF1キーを押してBIOS画面に入り、下記の手順でバッテリーを無効化します。

UEFI BIOSでバッテリーパックを無効にする - ThinkPad X1 - Lenovo Support HK

外側のバッテリーを外して背面カバーを開ける

Thinkpad背面のネジを外し、背面のカバーを外します。
背面を開けるのに不安がある方は、下記の動画を見ながら進めると良いでしょう。


Thinkpad X270の場合は、赤枠のあたりにSSDやHDDがあります。
他の型の場合は、SSDの場所が異なる場合があります。 YouTubeでThinkpadのモデル名に「SSD 換装」という文字をプラスして検索すると、分解動画が出てくるので参考になるでしょう。

SSDを取り外して再接続

SSDを固定しているネジを外します。

更にネジを外していくと、SSDがありました。
SSDを一度コネクタから外し、挿し直します。

あとは逆の手順でSSDと背面カバーを取り付け、電源ON!
無事にOSが起動しました👏

今回は使っていないですが、一度挿し直しても復活しない場合は「接点復活剤」を使うのもいいかもしれません。

amazonで400円程で買えるので、気軽に試せるのではないでしょうか。

最後に

無事にThinkpad X270を蘇生することができました。
困ったときに「自分で開けてなんとかしてみよう」と思えるのがThinkpadのいいところですね。
お昼休みに「Thinkpad 開腹修理タイムアタック」に勝利したので、無事に夜の勉強会に参加することができましたとさ。

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