iPadとChromebookを比較してChromebookを購入した
Apr 9, 2023 23:25 · 3838 words · 8 minute read
先日のセールでIdeapad DuetというChromebook端末を購入しました。
タブレットに近い使い方を想定していたので、購入前にiPadとChromebookで悩みました。
「iPad欲しいけど高いなぁ」
「Chromebookって聞いたことあるけど、実際どうなんだろ?」
という方に向けて、私が比較検討した内容と、1ヶ月使った感想を書いてみます。
目次
- 私の用途
- ChromebookとiPadで条件がほぼ同じだったところ
- Chromebook(Ideapad Duet)のメリット
- iPadのメリット
- Chromebook(Ideapad Duet)のデメリット
- iPadのデメリット
- Ideapad Duetを1ヶ月使った感想
- 最後に。Chromebookを試してみませんか?
私の用途
想定している用途は下記です。
- ブラウジング
- ちょっとした物書き(このブログの記事など)
- Amazon Prime VideoやYouTubeで動画を見る
- Kindleで本を読む
- 子供の学習用アプリを動かす
動画編集や重たいゲームはしません。
ChromebookとiPadで条件がほぼ同じだったところ
まずはChromebookとiPadで条件がほぼ同じだった点です。
- サポート期間が大体8年
- 本体の重さ
サポート期間が大体8年
最近のChromebookはサポート期間がほぼ8年。 iPadはサポート期間が明示されていませんが、過去の事例をみるにサポート期間はおおよそ6~8年です。 6-8年使うと各所にガタがでると思うので、Chromebook, iPadともにサポート期間は十分でしょう。
- 自動更新ポリシー - Chrome Enterprise and Education ヘルプ
- iPadはいつまで使える?iPadOSアップデートや修理サポートの終了はいつ? - iPhone Mania
本体の重さ
今回購入を検討していた「Lenovo Ideapad Duet」と「ASUS Chromebook Detachable CM3」はどちらも約500g。 10インチのiPadと重量は大体同じです。
「iPad」の重さと大きさ!歴代シリーズを一覧比較【全33モデル】 | アーリーテックス
Chromebook(Ideapad Duet)のメリット
iPadと比較した、Chromebook(Ideapad Duet)のメリットです。
- 価格が安い
- パソコンと同じChromeが動く
- Linuxが動く
- androidアプリが動く
価格が安い
2023年4月現在、Amazonで確認するとiPadは2021年の型落ちモデルでも約5万円。 Appleの製品なので、セール時も値が落ちにくいです。 対してChromebook(Ideapad DuetとASUS Chromebook Detachable CM3)は3-5万円。セール時には2万円代で買えます。
IdeaPad Duet Chromebookが実質2万円台! 楽天で10.1インチタブレットがポイント大量還元中 – こまめブログ
更に、iPadの場合は別途キーボードが必要です。純正の場合はキーボードだけで3-4万円。
サードパーティ製キーボードの場合は5,000円から15,000円といったところでしょうか。 キーボードも含めた場合、iPadは6-9万円になってしまうので、最初からキーボードがついたChromebookを2万円代で買えるのはかなり魅力的です。
パソコンと同じChromeが動く
iPadでChromeブラウザを使う場合、iPadアプリのブラウザを使うことになります。 対してChromebookの場合は、パソコンと同じChromeブラウザを使うことができます。
この違いはかなり大きく、パソコンと同じChromeブラウザの場合、使い慣れた各種拡張機能を使えます。 自分が欲しい拡張機能を自作して追加できるのも非常に魅力的です。
ChatGPTにChrome拡張を作ってもらった · kapieciiのブログ
また、AbemaTVなどで動画を見る場合、iPadのブラウザアプリの場合はAbemaTVの専用アプリが必要ですが、ChromebookのChromeブラウザの場合はブラウザからそのまま動画が見れます。
Linuxが動く
Chromebookでは、ChromeOSの提供する機能でDebianベースのLinuxを動かせます。
Chromebook で Linux をセットアップする - Chromebook ヘルプ (google.com)
Linuxが動くので、GitやObsidianなども使えますし、なんだったらちょっとしたプログラミングもできます。 実際、Googleが主導しているFlutterでは、Chromebook用のインストーラーが配布されています。
androidアプリが動く
Chromebookではandroidアプリが動きます。 KindleやAmazon Prime Videoなど、私がタブレットとして使いたいアプリは問題なく動きました。 ただ、全てのアプリの動作を保証しているものではなく、CPUや端末の相性によっては使いたいアプリが動かない可能性もあります。
Ideapad Duetの場合、吉田製作所さん調べによると、かなり多くのアプリが動作したようです。
【2.6万円】PCにもiPadにもなるChromebook最強?いえiPad最高です!【Lenovo Ideapad Duet】 - YouTube
iPadのメリット
続いてiPadのメリットです。
- 処理性能が高い
- 情報が多い
- アクセサリーが多い
- リセールバリューが高い
処理性能が高い
最近のiPadはMacと同じM1チップを積んでいますし、型落ちモデルでもChromebookより高性能です。 動画や画像を編集したり重たいゲームをするなど、処理性能が必要な場合はiPadが有利でしょう。
情報が多い
Chromebookよりも、ネット上の情報が多いです。 便利な使い方もたくさん紹介されています。
アクセサリーが多い
Chromebookよりも圧倒的にアクセサリー類が多いです。 ケースやキーボード、保護フィルムなどなど、選択肢が豊富です。
リセールバリューが高い
万一使わなくなったとしても、メルカリやヤフオクで高値で売れます。
Chromebook(Ideapad Duet)のデメリット
Chromebook(Ideapad Duet)のデメリットです。
- 性能が低い
- iPad版しかないアプリは使えない
処理性能が低い
機種によっては高性能な端末もありますが、今回購入を検討しているIdeapad DuetとASUS Chromebook Detachable CM3はどちらも非力です。 とはいえChromeOSは非力なマシンでもそこそこ動作するので、私の使い方であれば問題にならないでしょう。
iPad版しかないアプリは使えない
Chromebookはandroidアプリが動きますが、使いたいアプリがiPadにしかない場合はどうしようもありません。 逆にandroid版の同じアプリが提供されていたり、代替するアプリがある場合には問題ありません。
iPadのデメリット
最後にiPadのデメリットです。
- 価格が高い
- Chromebookよりも機能が制限される
価格が高い
性能は申し分ないのですが、いかんせん値段が高いです。
Chromebookよりも機能が制限される
「Chromeの拡張機能が使えない」「Linuxが使えない」という点において、Chromebookよりも機能に制限があると感じます。
Ideapad Duetを1ヶ月使った感想
というわけで、
「私の用途であれば価格の安いChromebookで十分。なんだったら拡張機能が使えたりLinuxが使えるなど、Chromebookの方が便利までありえる」
ということでChromebookを購入しました。
「セール」「クーポン」「ポイント」を駆使した実際の購入価格は約18,000円。 アクセサリーを含めてもこの価格なので、iPadとの価格差はかなり大きかったです。 この価格であれば、故障を恐れずにガシガシ使えますね。
バッテリーのもちもよく、文字入力や読書であれば13-16時間、動画視聴でも6-8時間くらいは使えそうです(OSのバッテリー残量表示から確認)。
動作速度も問題ありません。
難点としては、キーボードのキーピッチが狭かったことでしょうか。 慣れるまで少し時間がかかりましたが、慣れてしまえばちょっとした物書き用途であれば十分実用的なキーボードでした。
総括すると、良い買い物ができたと感じています。
最後に。Chromebookを試してみませんか?
iPadと比較検討した結果、Chromebook(Ideapad Duet)を購入しました。
用途によるとは思いますが、私の場合はかなり便利に使えています。
iPadでやりたいことが私と似ている場合、お財布に優しいChromebookを検討してみてはいかがでしょうか?
もし使わなくなったとしても、子供用やリビング用の端末として利用できるので無駄にならないと思います。