有効なドメインを調べる
Aug 26, 2023 08:15 · 778 words · 2 minute read
BlackHat USA 2023のスライドの中から、気になるものを順番に読んでいます。
「A Pain in the NAS: Exploiting Cloud Connectivity to PWN Your NAS」というセッションの中で、有効なドメインを調べる手法が紹介されていました。 今後の調査で使う場面があるかもしれないので、ブログに残しておきます。
目次
SecurityTrails
Passive DNSとその履歴情報を検索できます。 最新情報を調べると言うよりは、履歴情報を調べることに強みがある印象です。
What is Passive DNS? A beginner’s guide - Spamhaus Technology
Censys
IPアドレスからホスト名を検索したり、証明書情報を検索できます。 例えば、ワイルドカードを含む「aaa-*.com」のドメインの証明書を調査したい場合、下記の文字列で検索します。
(aaa-*.com) and labels=`unexpired`
- Censysとは【用語集詳細】 (sompocybersecurity.com)
- ShodanとCensys:IoT検索エンジンの危険性 | カスペルスキー公式ブログ (kaspersky.co.jp)
- Censys Search の使い方【IPアドレス、サーバー証明書検索】 | Japanese PKI Blog
Certificate Transparency Log (CTL)
デジタル証明書の発行を監査、監視するための仕様だそうです。 今回この仕様を初めて知りました。
RFC 9162 - Certificate Transparency Version 2.0 (ietf.org)
Certificate Transparency Logを活用したツールが複数公開されています。
- Certstream (calidog.io)
- 監査ログのStream Dataを受信できます。
- Merkle Town (cloudflare.com)
- Certificate Transparency Logの状況を可視化しているダッシュボードです。
- https://nikita-kun.github.io/certificate-transparency-root-explorer/
- 証明書の情報を検索するツールです。
- 証明書情報の検索、可視化、比較ができます。
最後に
最近UdemyでOSINTのコースを受講しています。 OSINTでドメインを調査するときに今回学んだ方法が使えそうです。
また、この記事を書く中で下記の記事を見つけました。 これらの記事も今後参考にさせていただきます。