分割自作キーボードCorne V4に入門した
Dec 21, 2024 19:20 · 1720 words · 4 minute read
ついに自作キーボードに手を出しました。
「あそこは沼だ」「一度足を踏み入れると二度とは出てこれないぞ」
と自分に言い聞かせて長年避けていたのですが、ついに誘惑に負けました。
2024年11月の振り返りと2024年12月の目標 · kapieciiのブログ
二度と訪れない沼の1歩目の感想を記録しておきます。
目次
Corne V4 Chocolateを買った
今回買ったのはCorne V4 Chocolateという分割式の自作キーボード。 キーの数は46個で、40%キーボードと呼ばれるタイプです。 通常のキーボードを100%として、キーの数が60%少ないため、数字キーや矢印キーがありません。 足りないキーは「レイヤー」という機能を使いながら入力します。
Corne V4は、遊舎工房で購入するとはんだ付けとファームウェアの書き込みが完了います。 基盤を取り外し、キーをつけてケースに入れたら完成。 組み立てが簡単なので、自作キーボード入門者にうってつけのキーボードです。
丁度狙っていたキースイッチをつけた完成品の中古を見つけたので、今回は中古の完成品を買いました。
ファームウェアを書き込んでみた
完成品を買ってはみたものの、せっかくの自作キーボードなので少しは自分でいじった感を出したいです。 また、確率はかなり低いと思うのですが、万が一変なソフトウェアが書き込まれていたら嫌なので、一度分解して公式Firmwareを書き込みました。
crkbd/docs/firmware/rev4/firmware_jp.md at main · foostan/crkbd · GitHub
打鍵感は想定通り(良い)
キースイッチは「Kailh Choc v2 Deep Sea Silent Islet Switch」。
Kailh Choc v2 Deep Sea Silent Islet Switch – Keeb-On!
43gと軽めの押下圧のロープロファイルスイッチです。 名前の通り静かなスイッチなので、Webミーティング中やオフィスで使っても音が気になりません。
また、分解してみると、衝撃吸収用のマットも組み込んでありました。
キースイッチとボトムフォームのおかげで打鍵感は良好です。
キーマップは試行錯誤中
キーマップは自作キーボードの醍醐味の1つです。 自分好みにキーマップを変更できます。 Corne V4は、左右の親指部分に合計6個のキーがあるので、親指を便利に使いつつ、レイヤーも使いながら自分に合ったキーの配置を模索中です。
今のキーボードですっかり慣れてしまったので、親指にBackspaceを置くことは確定。 あとはレイヤー切り替えやスペースキーを配置しながらしっくりする配列を探しています。
新しいリストレストをアクリルで作ってみた。
— kapiecii / かしい (@kapiecii) November 22, 2024
長らく木で作ったやつを使っていて木の手触りも良かったんだけど、アクリルのシンプルな見た目も結構いい感じ。 pic.twitter.com/ptCrfHvgL3
親指活用の可能性については、せとこうじさんも熱弁していました。(動画の21:30らへん)
私のキーマップの話に戻ると、記号周りが特に悩ましく、絶賛試行錯誤中です。
「標準的な配列から乖離し過ぎてしまうとノートPCのキーボードを使わないといけない場面でストレスを感じそう。」
「でも自分が使う頻度が高い記号はできるだけ指を動かさなくても押せる位置に配置したい。」
そんなハザマを彷徨いながらキーマップの設定を詰めています。
他にもマウスを使わずともキーボードでポインターの移動ができたり、自分がよく使うショートカットも登録できるので可能性は無限大です。
軽量コンパクトなので持ち運びも可能
Corne V4 Chocolateは軽量でコンパクトなので、持ち運びもしやすいです。 先日久しぶりに出社したとき、自宅と違うキーボードにストレスを感じながら仕事をしていました。 Corneなら軽量コンパクトなので、キーボードを会社に持っていくのも苦になりません。多分。
最後に
ついに長年避けてきた沼に一歩を踏み入れたので、いつの日か振り返る時の記録として感想を書いてみました。
1-2カ月後に
「やっぱ特殊な配列のキーボードには慣れなかったわ。。。」
と挫折しているのか、それとも
「自分のキーボードが最高過ぎる。もう普通のキーボードには戻れない!」
となっているのか、どちらでしょうね。