macOS Mojaveのファイル共有機能でデータを移行する
Aug 8, 2020 14:15 · 1079 words · 3 minute read
Macのファイル共有機能を初めて使いました。
今後どこかで使うかもしれないので、メモを残しておきます。
目次
環境
macOS Mojave
共有元での操作
共有用ユーザを作る
システム環境設定から「ユーザとグループ」を選択します。
左下の鍵アイコンで、鍵が閉まっている場合はクリックして鍵を開けます。
その後左下の「+」をクリックし、ファイル共有用のユーザを追加します。
もちろん既存のユーザを使っても問題ありません。
アカウント名、パスワードを入力し、「ユーザを作成」します。
今回はファイルの共有にのみ使うので「共有のみ」を選択しています。
共有用フォルダを作る
任意の場所に共有用のフォルダを作成します。
共有用フォルダを共有設定する
システム環境設定から「共有」を選択します。
左側メニューから「ファイル共有」にチェックを入れ、「共有フォルダ」と「ユーザ」を追加します。
共有先での操作
共有先のMacでは、特別な設定は必要ありません。
共有元フォルダにアクセス
Finder左側の「場所–>ネットワーク」から先程共有元で共有設定したフォルダを選択します。
もしくは、safariのアドレスバーに、「smb://{ipアドレス}」を入力します。
認証画面が表示されるので、共有元で作成したアカウントの情報を入力します。
上記の場合は「testuser」というアカウント名と、設定したパスワードを入力します。
追加した設定を削除
データの移行が終わったら、共有元で作成したアカウントを削除し、フォルダの共有設定を削除しておきます。
macOSとSMBプロトコル
macOSコンピュータでSMB共有するとデフォルトでバケット署名が有効になっているようです。
SMB 共有をホストする macOS コンピュータでパケット署名を無効にする
パケット署名は暗号化されているわけではなく、デジタル署名によりデータの改ざんやなりすましを防ぐことができます。
そのため、利用するネットワークの環境や、扱うデータの内容によって適宜データの暗号化をする必要があります。
最後に
ファイル共有機能を使うことで、「USBメモリなどのデバイスを使えない」、「Webサービスは使いたくない」、というような環境でもネットワーク越しにデータをやり取りすることができます。
そのような環境でデータを移動させてもいいのか?という点は、システム管理者に確認が必要ですが。